地球には帰りません

パソコンでゲーム、たまに映画

Dungeons of Dredmor v1.0.4 での変更予定

  • 2011/07/23 (土) :
  • Dungeons of Dredmor
07/23 微妙に修正



公式ブログの「Laundry Day」より。
  • 「穴にはまったことに気づいたら、まず掘るのをやめよ」Diggleの古い格言
    今日、私(Nicholas)はぐっすり寝て、3週間分の洗濯物を片付けた。
  • 女性主人公や追加モンスターなどのアートワークを頼むために、Chris Trioloをチームに招いた。ちなみに女性主人公の眉毛も太い。
  • Valveにopt-in beta program(登録式のベータプログラム)を可能にしてもらった。特別アクティブなコミュニティメンバーとマゾヒストは、「先行パッチテストプログラム」に招待される。詳細はまもなく説明。
  • MACの開発環境を用意した。MACユーザーに対し、Windowsユーザーと同レベルのサポートが可能になった。Linuxのみなさんはもう少し待って欲しい。
  • 300のセーブデータの互換性を5分でテストできる、特別バージョンのDredmorが完成した。
  • どこを修正していくべきか考え中。これからv1.0.4パッチで予定している変更点を書くけれど、ここにあなたの気にしている問題が載っていなくても心配しないでほしい。あなたの「愛したいけど愛せない役立たずスキル」のこともちゃんと面倒をみる。いつリリースできるかはわからない。いずれ知らせる。来週月曜からパッチに取り掛かるが、障害になりそうなのは8月1日の引越しだ。

v1.0.4の変更点(予定)


修正予定のバグ
  • レベル生成時のメモリーリークや異常タイル出現などの問題(?)
  • 地面の血によるラグ発生
  • Warriorが、選んだスキルによって正しい能力値補正を受けられず、Wizardは受けられすぎていた
  • autofillでアイテムが消失するバグが直っていなかった
  • This Translation is All Wrong!で、ダメージを計算に入れていなかった
  • WASD操作の問題(ドア部分にいる敵を攻撃できない)
  • -nomusicオプションがおかしかった
  • OS X 10.7でフルスクリーンにするとクラッシュ
  • Transmutationスキルが、スタックしたアイテムをきちんと変化させられない
  • 自動ルート機能がロックピックだけ拾わない、拾う設定もない
  • Dual wieldingが本来より弱くなっている(特にカウンター能力で)
  • Shieldスキルもおかしいらしいからチェック
  • モンスターがデバフ(能力減退)によってHP0になってしまう。そして大量のヘルスを持つ化け物に変化する
  • 眠っている敵がドッジ、ブロック、カウンターするのは変
  • ポーションのスタックが時々おかしくなる
  • クラフトツール使用時、通常スタックできるアイテムが素材スロットでもスタックできてしまうことがある
  • Thrusty、Zooの実績が取れないことがあった。その他の実績関係バグ
  • Zooから逃げた場合、全滅させたと認定されなかった(?)
  • Lutefiskキューブは、スタックしたアイテムとそうでないものをきちんと認識すべき
  • 素材スロットにおいたアイテムがセーブロードで見えなくなる
  • 罠、Brax、店関係の問題
  • ペットのアホさをなんとかする。特に攻撃対象の選択に関して
  • リーダーボードへスコアを送信する前に、データファイルのCRCチェックを行うべきだ(チートし放題なので)
  • ペットの二重召喚
  • 音楽ファイルのロードを専用スレッドに移す
  • Haywireが発生すべきところ(スペル)でまったく発生せず、発生すべきでないところ(Vampirism、トラップ)で発生している
インターフェースの改善
  • WASDキーで、箱、泉、Dredmor像、ドア、宝箱などもインタラクトできるようにする。マウスクリックで操作するものは全部WASDでも操作可能に。
  • 通常クリックをShiftクリックと交換した場合、Shiftクリックがおかしくなっていた
  • スタックしたアイテムを分割できるようにする
  • クイックセル(店でShift)で、アイテムの売値を表示
  • ベルトのアイテムもクイックセル可能に
  • 隣接するモンスターについては、ポイントせずとも、常にヘルスバーを表示
  • ミニマップのサイズとウインドウ位置をセーブするように
  • セーブを削除するとき、本当にいいのか聞く
  • ミニマップに、uberchest、クエスト女神、クエスト絡みのアイテム・モンスター、重要モンスター、Dredmorの位置を表示する。ユーザーがマークすることも可能にする
  • チュートリアルメニューでマウスホィールを押すとメニューアイテムを実行してしまう問題の修正(?)
  • 装備の性能比較ツールチップをつける
  • Vampireスキルの持ち主が、「何か食べて回復しろ」と言われるのはおかしいからやめる
  • 設定したゲームスピードをセーブする(今でも+/-キーで調節できるらしいんですが、うちでは機能しません)
  • 日本語表示のため、文字の処理にUnicode-8を使うようにする。日本語化チームがどうやるか教えてくれた
  • インベントリーの3番目の列にアイテムがはまりこむ問題(?)
  • ロックピックとsporeの作成作業を快適に
  • 持っているロックピックを使わずに、ドアや宝箱をけり開けることができるようにする
  • ペットをクリックしたとき、誤まって攻撃しないようにする
以下にサウンドを追加
  • Electroblobby の攻撃
  • クロスボウ
  • 宝箱を開ける
  • WASDで歩くときの足音
  • メニューのクリック音をいじるかも
バランス調整
  • Vampirismを非魔法キャラにとっても使いやすいものにする。haywireを頻発していたのも修正
  • ロックピックとsporeの売値をゼロに(どちらもスキルで無限生成できるので)
  • This Translation is All Wrong!はバグのせいもあって、強すぎた。効果をおさえる
  • Smithingスキルで作成できるアイテムを増やす
  • Necronomiconomicsスキルは使いづらすぎる(自爆的すぎる)
  • Ley Linesスキルを面白くする
  • 投げ物も作成できるように
  • 矢などの回収率をさらに上げる
  • Heavy Armourに、piercing(刺突ダメージ)に対する耐性を加える
  • obvious fireballをさらに弱体化する。前のパッチでの弱体化はobviousではなかった
  • WitchyとMonstrous Maskは鬱陶しすぎる。蘇生スペルを連発しないようにする
  • Lord Dredmorをさらに強化する。スタン耐性もつける
  • Acid boltトラップを1段階弱める(?)
  • Monster Zooは1階層ごと1個だけにする。そして中にアーティファクトを置く。
  • ユニークモンスターのXPを増やす
  • Deadshotスキルがどうしようもない
  • Kleptoblobbiesが盗む確率を下げる
  • Corruptionは武器だけでなく鎧も劣化させる
  • 自動レストボタン(回復までターンスキップ)を求める声に真摯に耳を傾け、それに応えるまともな方法をひねり出す
新しい楽しさ
  • Sinks of Mutation
  • Footy Laser Beam Cannonで遊ぼう
  • Procs on Armour
  • 知性を持つモンスターは、ドアを開けられるようにする
  • No Ticket! Remember Your Charlemagne!
  • Diggleの自動販売機修理人
  • 4階と8階にお楽しみを追加
  • 1階と2階に部屋を増やす
  • 実績をもっと
  • ユニークをもっと(アイテムとモンスター?)
  • Insult Tableと戦おう
  • Graves(ワイン?墓所?)
いつもながらですが、勝手にはしょったり、書き換えたりしてあります。(?)は特に訳に自信がないか、書いてある内容自体の意味がわからないところ。

太字は感銘を受けたところです。遊んでいて不満を覚えた点が、ほとんどすべて修正予定に入っています。すごい。これまでのパッチとは違って、完成までに時間がかかりそうですけれど、楽しみ。
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Dungeons of Dredmor の感想

  • 2011/07/19 (火) :
  • Dungeons of Dredmor
07/21追記: 時間経過で食料が劣化するなんて仕様はなかったようです。itemDB.xmlにもそういうパラメータはありませんでした。チーズや生肉がインベントリーのなかでAged~に変わったのを見たような気がしたんですが、劣化状態のものを別に拾って、元のは食べてしまったのを忘れただけなんでしょう。また、ここに書いた不満点のうち、キーボードでの攻撃については、昨日のパッチで可能になりました。

dredmor01.jpg

Dungeons of Dredmor、しばらく遊びました。文字だけのローグライクRPGと比較すれば、操作以外でもいろいろと簡略化されています。キャラ作成やレベルアップ時にできるのはスキルを選ぶことだけ。「鑑定」や「探索」も不要です。飢えのプレッシャー、ランプに油を注ぎ足す、物を持ちすぎて溺れる、ドアにくさびを打ち込んで立て篭もる。そういうリアリズムは、このふざけたダンジョンにはありません。「死んで覚えろ」と言わんばかりの仕掛けも最小限。数々の風変わりなスキルやアイテムを入手して、風変わりな敵にぶつけまくることに没頭できます。敵を罠に誘い込むのも楽しいですし、普通に殴っているだけだって、クリティカルやノックバック、カウンター攻撃が連発して爽快です。詰まったら前の階に好きなだけ戻ることもできます。

それでもやはりローグライクを名乗るだけはあり、雑なプレイだとすぐ命を落とします。雑でなくても、不運の連続や予想外の強敵によって、やっぱり死にます。昨夜は10回目のトライがまた失敗に終わりました(難易度中、クラッシュで消滅した眉毛を数えればもっと多いです)。ダンジョン各階の中身は、毎ゲームある程度共通しているのですが、有効な戦法は選んだスキルでガラリと変わってきます。特殊攻撃持ちの敵がひしめく深層階で生き延びるために、まずは34のスキルカテゴリーから自分なりのビルドを見つけ(スキルの数は100を超える)、さらに装備ボーナスをうまく使って24の能力値と16の耐性を高めていく必要があります。暴れる楽しさ、適度な複雑さ、死ねない緊張感がちょうどよく同居していると思いました。チーズをインベントリーに放置しておくとカビが生えてきたりと、妙なこだわりも魅力的です。

ユーモアに関しては、やけにチーズの種類があったり、ルーテフィスク(ノルウェーの奇怪な魚料理)の神だとか明白なものと、説明文の妙で笑わせようとするものが半々ぐらい。私には「面白そうなことが書いてある」程度しかわからないジョークも多くて悔しいです(日本語化を進めている方々がおられます)。でもわからないなりに、居心地の悪さは感じません。グラフィックスに関するすべてのとまどいは、髭ゴーレム (mustache golem)が現れた瞬間に消えました。彼を見ていると、欧米のゲームを遊んでいて感じたことのない不可解な感情が沸いてきます。このゲームをプレイしなくなっても、眉毛と髭ゴーレムのことは忘れないでしょう。

とても楽しんでいますが、不満もあります。マニュアルがない。キーボードで攻撃できない。インベントリーの枠が少ないので素材を持ち歩けず、せっかくのアイテム作成機能が活用しづらい。1階ごとの面積がかなり広いため、同じ数種のモンスターと戦い続ける時間が長い。落ちているアイテムをすべて店に売ろうとすれば、道のりを何度も往復する羽目になる。回復待ちのスペースキー連打も億劫なので、いっそ全快まで休むボタンが欲しいところです。プレイヤーを「飢え」で急かさないこのゲームでは、あえて探索しない、売らない、回復しない理由がありません。それが面倒に感じてきたとき、「じゃあやめてさっさと先へ進もう」と考える方と、「損はしたくないから我慢する」という方がいると思います。後者にとって、現時点でのDungeons of Dredmorはややテンポが悪いかもしれません。

リリース時には、クラッシュの頻発という大問題がありました。これは2度のパッチで大きく改善されたんですが、依然バグ、インターフェースの問題は多いです。例えばスタックしたアイテムの分割に、とても奇妙な手段を取る必要があります(クラフトツールの素材スロットを使う)。バランスを崩壊させる裏技的なテクニックもいろいろ報告されています。開発チームによれば、まず根幹をしっかり安定させたうえで、MODのサポート、スキルのバグ修正、バランス調整と内容充実を図っていくつもりだそうです。まもなくリリース予定のパッチ第3弾の変更点には、クラッシュ対策の自動セーブ、キー変更、アイテム操作の改善、AIがスペル使用に超消極的だったバグの修正、Steam実績の大量追加などが並んでいます。

公式ブログによると、売り上げは「数値は出せないが、きわめて喜ばしい」レベルとのこと。一時はSteamの「売り上げ上位」リストのトップにありました。$4.99というインディーズRPGとして常識外れの安さでも、7人チームで満足のいく利益が出るほどに、数売れているようです(Inariaは同じく$4.99でしたが、作者自身が失敗を認めておられました)。考えてみれば、「ローグライクは面白そうだけど、見た目が地味だし陰気だし鬼だし複雑すぎる」という声に応えるもの、不思議のダンジョンシリーズに相当するものが、これまで英語の市販PCRPGにはなかったと思います。Diabloが開いた道の方にみんな行ってしまったので。Dungeons of Dredmorは、その隙間にうまいことはまったのかもしれません。それとSteamがインディーズゲームを売る力ってすごいなと、あらためて。

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